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中日新聞掲載の大学記事

2016.12.26

伊勢志摩サミットや五輪 名外大で教授ら2016年回顧

 今年の重大ニュースを振り返る講演会「2016年の世界を旅する」が日進市の名古屋外国語大であり、同大教授らが伊勢志摩サミットやリオデジャネイロ五輪などをテーマに語った。

 現代国際学部の高瀬淳一教授(政治学)は5月のサミットについて講演した。08年の洞爺湖サミットに比べて伊勢志摩への注目度は低かったとし、「洞爺湖は新興国も含め多くの指導者が集まったが、今回は7人だけ。オバマ大統領の広島訪問に注目が集まり、盛り上がらなかった部分もある」と分析した。

 五輪の取材を長年続けている同学部の後藤希望(のぞみ)講師(メディア論)は、リオ五輪が南米大陸では初開催だったことや、冬に開かれた初の夏の五輪だったことなど、いくつもの「初」があったことを紹介。現地の写真を見せながら「治安の問題で、街に出ての取材がこれまでになく難しい五輪でもあった」と話した。

 この他、南シナ海をめぐる問題や、日本がオブザーバー参加にとどまった温暖化防止のパリ協定についての講演もあった。 (森若奈)

(2016年12月26日 中日新聞朝刊市民総合版より)
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