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中日新聞掲載の大学記事

2009.09.18

研究に産業の芽探る 中部大 超電導実験など解説

 中部大(春日井市松本町)の研究者が成果を紹介する「中部大学フェア」が17日、同大キャンパスであった。ビジネスの芽を見つけようと東海地方の企業関係者ら370人が訪れた。

 同大の産学官連携事業の一環で、2005年から毎年開いている。全7学部が90のブースを設けて研究成果を披露した。

 目玉はキャンパス北側に建設が進む、世界初の超電導直流送電システム実験施設のお披露目。工学部の山口作太郎教授が岐阜県の光学機器メーカーから6億円の支援を受けて進めている研究で、長さ200メートルの超電導実験線が敷設されている。

 超電導は、金属などを超低温に冷却すると電気抵抗がゼロになる現象。山口教授らの研究では、液体窒素でマイナス200度にしたケーブルで送電実験を行い、運用コストなどを調べるという。(木谷孝洋)

(2009年9月18日 中日新聞朝刊近郊版より)
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