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中日新聞掲載の大学記事

2009.09.16

包んで開いて花の風呂敷たち 名市大生らがオリジナル作


東区のギャラリー

 名古屋市立大の学生らが手掛けた風呂敷の展示が15日、東区大幸南1の市民ギャラリー矢田で始まった。伝統的な風呂敷に新たな息吹が吹き込まれた魅力的な1枚が並ぶ。(小笠原寛明)

 デザイン情報学科で学ぶ3年生8人が「花」をキーワードにオリジナルの風呂敷を発表。アイデアを膨らませ形にするまで半年をかけた。

 竹森佳奈さんの作品は市販の香り付きの布を小さく切り、風呂敷の内側にバラの花のように縫い付けてある。包みをほどくと香りとともにバラの模様が目に飛び込む仕掛けだ。

 内田達也さんは桜がモチーフ。物を包んだ状態では花びらの散る様子が、ほどくと大胆な一輪が広がる。ろうけつ染めで丹念に染め上げた。

 形を自由に変えられるよう銅線を挟んだビニール地で作った風呂敷に水を張って花瓶代わりに使ったり、筒状になった風呂敷の一端を結んで帽子にしたりと斬新な提案もある。23日まで。

(2009年9月16日 中日新聞朝刊市民版より)
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