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2016.11.27
本の世界へ 先輩が招待 名古屋3女子大 合同で選書会
市内の金城学院と椙山女学園、名古屋女子の3つの女子大で図書館サポーターとして活動する学生たち40人が26日、中区栄のジュンク堂書店ロフト名古屋店で、初めての合同選書会に臨んだ。選んだ本は来年2月、同店の一角に並べる。 (福本英司)
図書館サポーターは、各大学の図書館で展示や広報などをする学生ボランティア。他大学との交流を通して、本への新たな視点を身に付けようと初めて合同で開いた。
共通の目的は、いずれ大学生になる高校生らに本を読んでもらい、読書離れが進んでいるとされる世代に本への関心を深めてもらうこと。来年の店頭展示では、各大学30冊、計90冊を同店の本棚4列を使って並べる予定だ。
選書会では学生それぞれが文学や英会話、ビジネスマナー、絵本などを個別に選択。心理学を学ぶ椙山女学園大3年の田村菜々美さん(21)は哲学の本を手に「高校生にも読みやすい本にした」と笑顔。小説を選んだ名古屋女子大短期大学部1年の中口百合子さん(19)は「自分が高校時代に力をもらった本」と打ち明けた。宮脇俊三さんの「時刻表2万キロ」を選んだ金城学院大2年の海達彩音さん(20)は「ゼミの勉強で鉄道に興味を持った。本を読んで旅をし、新しい自分に出会ってほしい」と語った。
学生たちは選書会後に、選んだ本などについて意見交換した。今後も、掲げるキャッチコピーをはじめ本棚の掲示方法などを考えたり、本の紹介文作りに取り組んだりする。
(2016年11月27日 中日新聞朝刊市民総合版より)
図書館サポーターは、各大学の図書館で展示や広報などをする学生ボランティア。他大学との交流を通して、本への新たな視点を身に付けようと初めて合同で開いた。
共通の目的は、いずれ大学生になる高校生らに本を読んでもらい、読書離れが進んでいるとされる世代に本への関心を深めてもらうこと。来年の店頭展示では、各大学30冊、計90冊を同店の本棚4列を使って並べる予定だ。
選書会では学生それぞれが文学や英会話、ビジネスマナー、絵本などを個別に選択。心理学を学ぶ椙山女学園大3年の田村菜々美さん(21)は哲学の本を手に「高校生にも読みやすい本にした」と笑顔。小説を選んだ名古屋女子大短期大学部1年の中口百合子さん(19)は「自分が高校時代に力をもらった本」と打ち明けた。宮脇俊三さんの「時刻表2万キロ」を選んだ金城学院大2年の海達彩音さん(20)は「ゼミの勉強で鉄道に興味を持った。本を読んで旅をし、新しい自分に出会ってほしい」と語った。
学生たちは選書会後に、選んだ本などについて意見交換した。今後も、掲げるキャッチコピーをはじめ本棚の掲示方法などを考えたり、本の紹介文作りに取り組んだりする。
(2016年11月27日 中日新聞朝刊市民総合版より)