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2016.11.24
天白の男性 中日新聞連載機に 市民発の給付型奨学金を 来月3日名城公園でチャリティー
家計の苦しさから進学に悩む高校生と大学生のために、市民の力で給付型奨学金をつくるためのチャリティーイベント「NAGOYAおもいやりジョグ&ウオーク大会」が、12月3日に名古屋市北区の名城公園で行われる。
イベントは、同市天白区の太田征樹さん(75)が、1月に中日新聞に連載された「新貧乏物語 第1部 悲しき奨学金」の記事を読み、「安心して教育を受けられる世の中にしたい」と思ったのがきっかけ。自身が主宰する男性向け料理教室の生徒に声をかけ、5月にNPO法人「NAGOYAおもいやり実行委員会」を設立。代表理事として準備を進めてきた。
当日は、参加者がサンタクロースの仮装をして、午前9時30分から名城公園内の4〜5キロのコースを走ったり歩いたりする。衣装は主催者が用意する。参加費は大人3000円、大学生・高校生1000円、中学生・小学生500円で、経費を差し引いて奨学金の基金に繰り入れる。200人程度の参加を目標としている。
奨学金の給付は2018年度から始める予定。月額3万円を高校生以上の10人に給付する。詳しい給付要件は今後決める。
チャリティーへの賛同も広がっている。女子レスリング選手で、至学館大(愛知県大府市)副学長の吉田沙保里さん(34)がイベント発起人に名を連ねた。吉田さんは太田さんに「未来を生きる子どもたちには夢を持ち続けることの大切さを伝えたいと思います。この大会の成功を応援します」とメッセージを寄せた。全国の企業8社と東海学園大も協力している。
国は来年度にも、低所得世帯の子どもを対象にした給付型奨学金を創設する方針だが、太田さんは「それだけでは十分ではない。家計が苦しくても学べる世の中にするため、草の根の動きを強めたい」と話している。
問い合わせは、太田さん=電090(2135)6640=へ。
(2016年11月24日 中日新聞朝刊26面より)
イベントは、同市天白区の太田征樹さん(75)が、1月に中日新聞に連載された「新貧乏物語 第1部 悲しき奨学金」の記事を読み、「安心して教育を受けられる世の中にしたい」と思ったのがきっかけ。自身が主宰する男性向け料理教室の生徒に声をかけ、5月にNPO法人「NAGOYAおもいやり実行委員会」を設立。代表理事として準備を進めてきた。
当日は、参加者がサンタクロースの仮装をして、午前9時30分から名城公園内の4〜5キロのコースを走ったり歩いたりする。衣装は主催者が用意する。参加費は大人3000円、大学生・高校生1000円、中学生・小学生500円で、経費を差し引いて奨学金の基金に繰り入れる。200人程度の参加を目標としている。
奨学金の給付は2018年度から始める予定。月額3万円を高校生以上の10人に給付する。詳しい給付要件は今後決める。
チャリティーへの賛同も広がっている。女子レスリング選手で、至学館大(愛知県大府市)副学長の吉田沙保里さん(34)がイベント発起人に名を連ねた。吉田さんは太田さんに「未来を生きる子どもたちには夢を持ち続けることの大切さを伝えたいと思います。この大会の成功を応援します」とメッセージを寄せた。全国の企業8社と東海学園大も協力している。
国は来年度にも、低所得世帯の子どもを対象にした給付型奨学金を創設する方針だが、太田さんは「それだけでは十分ではない。家計が苦しくても学べる世の中にするため、草の根の動きを強めたい」と話している。
問い合わせは、太田さん=電090(2135)6640=へ。
(2016年11月24日 中日新聞朝刊26面より)