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2016.07.12
中京学院大 吉川尚 日大 京田と二遊間 米撃破へ鉄壁コンビ
■二塁は高校1年以来
12日に開幕する第40回日米大学野球選手権(17日まで・神宮など)を前に大学日本代表が11日、開幕戦と第2戦を行う新潟市のハードオフエコスタジアム新潟で調整した。今秋のドラフト1位候補遊撃手で、代表初選出の中京学院大・吉川尚輝内野手(4年、岐阜・中京)は二塁で守備練習した。同じ遊撃手の日大・京田とのドラフト上位候補二遊間が実現しそうだ。
■きょう日米大学野球開幕 息の合う連係
学生球界で遊撃手のトップを競う吉川と京田の2人が、息の合った連係を見せた。3時間の練習で最初の2時間を費やした守備。目を引いたのは2人の二遊間だ。
選考合宿初日から吉川はいつも京田とキャッチボールをしており、グラウンドを離れても常に一緒に行動する。「守備についての考え方が似ているし、よくカバーしてくれる。見ていて安心する存在。ぼくらで守備からリズムを作りたい」。鉄壁のコンビを完成させ、米国に挑む覚悟だ。
吉川にとって二塁を守るのは高校1年以来。7日からのオープン戦2試合で守った。「だいぶ慣れてきたけれど難しいポジション。ボールを捕ってからの送球や、位置取りなど、たくさん勉強しないと」と納得できていない部分もある。
大学の先輩で広島の菊池も現在は二塁手だが、大学時代は遊撃手だったこともあり、前向きに捉えている。「いろんなポジションができた方が幅が広がる。少ない残り時間でしっかりイメージして、試合の中でつかんでいければ」
横井人輝監督(54)は「吉川は京田が遊撃手の時は二塁手。山崎(国学院大)を二塁手とした場合には、遊撃手に置くパターンもあると思う。二遊間はこの3人で回していきたい」と構想を示している。
打撃の方でも「今はまだ打ち損じが多いけれど、思い切った打撃でチームに貢献したい」と持ち味を出すつもり。人生初の日本代表としての開幕戦に向け、「初戦なので勝つことを大前提に。とにかく1勝をもぎ取る」と力強く意気込んだ。 (平野梓)
(2016年7月12日 中日スポーツ10面より)
12日に開幕する第40回日米大学野球選手権(17日まで・神宮など)を前に大学日本代表が11日、開幕戦と第2戦を行う新潟市のハードオフエコスタジアム新潟で調整した。今秋のドラフト1位候補遊撃手で、代表初選出の中京学院大・吉川尚輝内野手(4年、岐阜・中京)は二塁で守備練習した。同じ遊撃手の日大・京田とのドラフト上位候補二遊間が実現しそうだ。
■きょう日米大学野球開幕 息の合う連係
学生球界で遊撃手のトップを競う吉川と京田の2人が、息の合った連係を見せた。3時間の練習で最初の2時間を費やした守備。目を引いたのは2人の二遊間だ。
選考合宿初日から吉川はいつも京田とキャッチボールをしており、グラウンドを離れても常に一緒に行動する。「守備についての考え方が似ているし、よくカバーしてくれる。見ていて安心する存在。ぼくらで守備からリズムを作りたい」。鉄壁のコンビを完成させ、米国に挑む覚悟だ。
吉川にとって二塁を守るのは高校1年以来。7日からのオープン戦2試合で守った。「だいぶ慣れてきたけれど難しいポジション。ボールを捕ってからの送球や、位置取りなど、たくさん勉強しないと」と納得できていない部分もある。
大学の先輩で広島の菊池も現在は二塁手だが、大学時代は遊撃手だったこともあり、前向きに捉えている。「いろんなポジションができた方が幅が広がる。少ない残り時間でしっかりイメージして、試合の中でつかんでいければ」
横井人輝監督(54)は「吉川は京田が遊撃手の時は二塁手。山崎(国学院大)を二塁手とした場合には、遊撃手に置くパターンもあると思う。二遊間はこの3人で回していきたい」と構想を示している。
打撃の方でも「今はまだ打ち損じが多いけれど、思い切った打撃でチームに貢献したい」と持ち味を出すつもり。人生初の日本代表としての開幕戦に向け、「初戦なので勝つことを大前提に。とにかく1勝をもぎ取る」と力強く意気込んだ。 (平野梓)
(2016年7月12日 中日スポーツ10面より)