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中日新聞掲載の大学記事

2009.07.23

アメリカを学ぼう 25日からセミナー南山大で専門家討論

 米国研究の日米の専門家が本格的な討論をする「名古屋アメリカ研究夏期セミナー」が25日から28日まで、名古屋市昭和区山里町の南山大で開かれる。1950(昭和25)年に始まり、2007年からは南山大が5年間の予定で幹事校を務めている。

 今年のテーマは「アメリカニズムと社会的公正」。初日は米国から招待した専門家3人が基調講演する。演題は▽ノースキャロライナ大チャペルヒル校のエリック・ミュラー教授(法学)=第二次世界大戦時に強制収容された日系移民について米政府や米国社会でどう議論されたか▽ペンシルベニア大のマリー・ゴットシャーク教授(政治学)=アメリカ民主主義と牢獄(ろうごく)制度の関係▽ハーバード大のワーナー・ソラーズ教授(英文学)=使用言語をめぐる議論。特に「人権」や「言語権」について。

 続く全体討論で、古矢旬(東京大)、荒このみ(立命館大)、酒井啓子(東京外大)の3氏が各専門分野からコメントを述べる。26日は分科会で日米の研究者が討論する。25日(前10〜後4・45)のみ一般参加者が自由に聴講でき、無料。同時通訳付き。

 専門家会議に併せて「国際大学院セミナー」も開催。日米韓中とパキスタンの大学院生計30人が26〜28日、3人の基調講演者から出されたテーマや研究生活について英語で討論する。(問)南山大アメリカ研究センター=電052(832)3111

(2009年7月23日 中日新聞朝刊県内総合版より)
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