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中日新聞掲載の大学記事

2009.07.24

10回目の参加 県立大が快挙 ロボカップ世界大会 準優勝

 オーストリアで5日まで開かれたロボット競技の世界大会「ロボカップ2009」のサッカー部門で、県立大(長久手町)のチームが準優勝した。参加10回目の快挙に、学生らは「先輩たちを超えることができた」と笑顔を見せている。

情報科学部の研究室 『先輩たち超えた』

 チームは情報科学部の成瀬正、村上和人両教授の研究室メンバーの7人。「RoboDragons(ロボドラゴンズ)」としてロボカップに挑戦を続け、日本大会で4連覇。世界大会は2007年の3位が最高だったが、今年はキックの空振りを減らすため、正確にボールの位置をつかむようにセンサーを改良して臨んだ。

 県立大が出場した小型リーグには、各国から40の大学チームが集った。センサーや無線装置がついた直径18センチの小型ロボット5体をピッチに放ち、自動制御で点数を競わせる。セットプレーやPKを着実に決めた県立大は順調に勝ち進み、準決勝では大阪電気通信大を2−0で破った。

 決勝は“足”の早いタイの強豪チームにこぼれ玉を次々と拾われ敗れたが、悲願の王者に一歩近づいた。リーダーの前野順也さん(23)は「次の目標は優勝。後輩たちに希望を託したい」と話した。 (松本浩司)

(2009年7月24日 中日新聞朝刊県内版より)
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