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2016.04.14
街の課題 学生の力で 金沢工大 テーマ選択の説明会
野々市、金沢両市の課題解決を金沢工業大の2年生が考える授業「プロジェクトデザインII」のテーマ説明会が13日、野々市市扇が丘の同大であった。両市職員がごみ減量化や里山の活用など11テーマを示し、協力を呼び掛けた。
授業は約1600人いる2年生の必修科目。学生は5、6人のチームごとに、大学と包括連携協定を結ぶ両市のさまざまな課題の調査や研究に取り組む。説明会は課題選びの参考にしてもらおうと開かれた。
野々市市のテーマは安全な自転車交通、市公式キャラクター「のっティ」のPRなど5つ。環境安全課の中村洋一主事は人口増に伴うごみの排出量増加を紹介。「市内は転出入など人の動きが多く、短時間で効果がある減量化や意識定着が求められる」と訴えた。金沢市は野町にある市指定保存建造物「森紙店」の活用策や里山地域の活性化など6テーマを挙げた。
工学部情報工学科2年の塩浜健さん(19)は「どのテーマも面白そう。自治体の役に立ち、驚いてもらえる提案をしたい」と話した。学生たちは今後、課題の調査と研究に着手。市側との意見交換や中間発表を経て、8月に最終的な成果を報告する。
(谷口大河)
(2016年4月14日 北陸中日新聞朝刊かが白山版より)
授業は約1600人いる2年生の必修科目。学生は5、6人のチームごとに、大学と包括連携協定を結ぶ両市のさまざまな課題の調査や研究に取り組む。説明会は課題選びの参考にしてもらおうと開かれた。
野々市市のテーマは安全な自転車交通、市公式キャラクター「のっティ」のPRなど5つ。環境安全課の中村洋一主事は人口増に伴うごみの排出量増加を紹介。「市内は転出入など人の動きが多く、短時間で効果がある減量化や意識定着が求められる」と訴えた。金沢市は野町にある市指定保存建造物「森紙店」の活用策や里山地域の活性化など6テーマを挙げた。
工学部情報工学科2年の塩浜健さん(19)は「どのテーマも面白そう。自治体の役に立ち、驚いてもらえる提案をしたい」と話した。学生たちは今後、課題の調査と研究に着手。市側との意見交換や中間発表を経て、8月に最終的な成果を報告する。
(谷口大河)
(2016年4月14日 北陸中日新聞朝刊かが白山版より)