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2016.02.23
木造建築の研究 成果報告 高山で産官学の「開発委」
伝統的な木造建築技術の活用を目指し、産官学でつくる「新木造開発委員会」は21日、高山市上一之町の飛騨高山まちの博物館で3年間の研究成果を報告した。
委員会は高山市と同市清見町の木工メーカー・オークヴィレッジ、金沢工業大で構成。木造家屋の町並みを守るため、2012年から研究してきた。くぎなどの金具を使わない伝統工法は、住居の組立や解体が容易にできるため、災害時の仮設住宅にも応用できる。
報告会では、同市清見町に木造家屋を試験的に建てて解体し、同市昭和町に移設した経緯などを説明。解体時に木材の一部が割れたことや、家屋の遮音性能を高めることが課題に挙がった。
オークヴィレッジの木造建築研究所、田中善之副所長は「部材を蓄えておけば緊急時にすぐ住宅を建てられる。今後も研究開発を続けたい」と話していた。(片山さゆみ)
(2016年2月23日 中日新聞朝刊飛騨版より)
委員会は高山市と同市清見町の木工メーカー・オークヴィレッジ、金沢工業大で構成。木造家屋の町並みを守るため、2012年から研究してきた。くぎなどの金具を使わない伝統工法は、住居の組立や解体が容易にできるため、災害時の仮設住宅にも応用できる。
報告会では、同市清見町に木造家屋を試験的に建てて解体し、同市昭和町に移設した経緯などを説明。解体時に木材の一部が割れたことや、家屋の遮音性能を高めることが課題に挙がった。
オークヴィレッジの木造建築研究所、田中善之副所長は「部材を蓄えておけば緊急時にすぐ住宅を建てられる。今後も研究開発を続けたい」と話していた。(片山さゆみ)
(2016年2月23日 中日新聞朝刊飛騨版より)
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