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2015.12.08
食器の使い方新提案 「窯や小兵」 学生が企画、発表会 土岐
土岐市下石町の窯元「カネコ小兵製陶所」が自社の食器の使い方を提案するため設けている月1ギャラリー「窯や小兵」で5日、金城学院大(名古屋市)の3年生が商品活用のアイデアを発表した。
中小企業基盤整備機構中部本部と名古屋市内の大学が取り組む、中小企業の販売戦略を支援する事業の一環。金城学院大では、マーケティングなどを学ぶ11人が7月から製造現場を見学して打ち合わせを重ね、81種類の商品活用方法や販促イベントを提案。同社がクリスマスをテーマにした企画案を採用することにした。
学生たちは、漆に似た「ぎやまん陶」のカップや器でコーヒーや菓子を提供し、箸置きでツリーのオブジェを作った。透けるほど薄いカップは、内側と外側に絵付けをしてキャンドル立てとして飾った。小嶋優音さん(20)は「これまで陶器には関心がなかったが、料理ではなく器に注目する機会が増えた」と話した。
同社は、学生たちが提案した「ぎやまん陶」をピアスやネックレスとして活用するアイデアも採用し、現在試作に取り組んでいる。伊藤克紀社長は「陶器のアクセサリーをきっかけに、若者の関心が食器にもつながってほしい」と期待する。(秦野ひなた)
(2015年12月8日 中日新聞朝刊東濃総合版より)
中小企業基盤整備機構中部本部と名古屋市内の大学が取り組む、中小企業の販売戦略を支援する事業の一環。金城学院大では、マーケティングなどを学ぶ11人が7月から製造現場を見学して打ち合わせを重ね、81種類の商品活用方法や販促イベントを提案。同社がクリスマスをテーマにした企画案を採用することにした。
学生たちは、漆に似た「ぎやまん陶」のカップや器でコーヒーや菓子を提供し、箸置きでツリーのオブジェを作った。透けるほど薄いカップは、内側と外側に絵付けをしてキャンドル立てとして飾った。小嶋優音さん(20)は「これまで陶器には関心がなかったが、料理ではなく器に注目する機会が増えた」と話した。
同社は、学生たちが提案した「ぎやまん陶」をピアスやネックレスとして活用するアイデアも採用し、現在試作に取り組んでいる。伊藤克紀社長は「陶器のアクセサリーをきっかけに、若者の関心が食器にもつながってほしい」と期待する。(秦野ひなた)
(2015年12月8日 中日新聞朝刊東濃総合版より)