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中日新聞掲載の大学記事

2015.12.01

日進で5日 カレー選手権 名学芸大生企画 地元食材 5レシピ競う

 日進産の野菜や米を使った5種類のカレーを味わえる「にっしんまるごとカレー選手権」が5日、日進市民会館で開かれる。中心となって企画した名古屋学芸大の学生たちは「日進に住む人たちがつながり、街が活性化するきっかけにしたい」と意気込んでいる。(並木智子)

 カレー選手権は、同会館を会場に開かれる「にっしん市民活動祭」のメーン企画の一つ。活動祭の実行委にボランティアで参加する同大管理栄養学部の学生が考案した。好きな人が多く、レシピも考えやすいカレーなら、多くの人が楽しみやすいと考えた。

 日進にいるさまざまな人が協力する形にこだわった。いずれも日進産の米と3種類の野菜を使うことなど5つの条件を設けて、市民や学生にレシピを募集。約30のレシピが集まった。

 うち5つを採用し、同大、愛知学院大、飲食店3店舗の5カ所が調理。食材は、JAあいち尾東や地元農家のグループ「日進野菜研究会」などから購入する。味わった市民らに、人気投票をしてもらい、各賞を決める。

 11月16日には、名古屋学芸大に学生や飲食店関係者が集まり、レシピを選んだり、提供方法を話し合ったりした。今後、レシピ考案者と調理側がアレンジを加えるなど完成させていく。

 5種類のカレーがセットになり、価格は500円。午前9時半から券を販売し、同10時半から提供を始める。500食限定でなくなり次第終了となる。

 同大3年の高見華子さん(21)は「市全体を巻き込んで、新しいつながりができる機会になれば」。3年の鈴木りささん(21)も「みんなが一つのものを作り上げたという企画にしたい」と話している。

(2015年12月1日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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