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中日新聞掲載の大学記事

2015.08.20

富奥活性化 学生ら奮闘 官・民と三位一体 22日催し 野々市

 野々市市の金沢工業大、県立大、白山市の翠星高校と、野々市市、市民による学官民連携イベントが22日、市富奥防災コミュニティセンター(富奥公民館)で開かれる。主体は学生、生徒。市によると、複数の学校と市、市民の連携イベントは珍しいという。(松本芳孝)

■ 金沢工大、県立大、翠星高

 富奥公民館を核にした富奥地区活性化事業の一つ。大学生、高校生に午後10時まで開館している公民館利用を促すのも狙いという。

 イベント名は「TOMICHE(トミシェ)」で富奥の「富」と市場を表す「マルシェ」を掛け合わせた。午前は公募親子10組20人によるブドウ、ナシの収穫体験とぶどうジャム作り、午後は地区住民向けの野菜販売や焼きおにぎりの振る舞いが主な内容。

 金沢工業大が進行と参加親子、スタッフの昼食のカレーライス作り、焼きおにぎり作りなどを担当。県立大は収穫体験と野菜販売、翠星高はジャム作りの指導と野菜販売の手伝いをする。

 2大学1高校、市、市民でつくるイベントの実行委員会「TOMITO」の最終打ち合わせが18日夜、センターであり、当日の流れや必要な物品、機器などを確認した。

 「スタッフを含め70人分のカレーのご飯が2升では全然足りない」「熱中症対策が必要」など、学生たちが思いつかなかった\"穴\"が地区住民らから指摘された。

 「TOMITO」の学生代表、岸裕也さん(金沢工業大3年)は「他の学校、地域の人と一緒にイベントを実施するのは授業ではできない貴重な経験。学ぶことが多い」と話した。

(2015年8月20日 北陸中日新聞朝刊南近郊加賀版より)

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