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中日新聞掲載の大学記事

2015.06.19

女子大生が健康料理指南 山県で教室始まる

 健康で日常生活を送れる健康寿命を伸ばすための料理教室が18日、山県市高木の市保健福祉ふれあいセンターで始まった。レシピは岐阜女子大(岐阜市太郎丸)家政学部健康栄養学科の学生が考案。10月までの全4回、カロリーや塩分を抑えた料理を学ぶ。(安部伸吾)

 この日は「栄養のバランス」がテーマ。学生の手ほどきを受けながら4人が焼き豚カツ、こんにゃくとレンコンのおかか煮、酢の物、けんちん汁、白ご飯の5品を作った。「一汁三菜」と呼ばれ、偏りなく栄養素を摂取できる組み合わせだ。

 豚カツは揚げず、衣を付けた後、サラダ油を霧吹きで吹き付け、オーブンで焼く。これで420キロカロリーから270キロカロリーに減る。野菜は国が定める1日の目標量(350グラム)の約半分の170グラムを使用。加熱してかさを減らし、無理なく食べられるようにした。

 山県市大桑、主婦間野千寿子さん(65)は「焼き豚カツはたくさんの油を使わないから体に良いし経済的。家でもやってみます」と笑顔。レシピを考えた4年石橋綾恵さん(21)は「おいしさと健康を両立させるのが難しかった。喜んでもらえてうれしい」と話した。

 次回は7月16日午前9時半から。テーマは「薄味でもおいしい料理」。定員20人。参加費600円。3日前までの事前申し込みが必要。(問)市健康介護課健康係=0581(22)6839

(2015年6月19日 中日新聞朝刊岐阜近郊総合版より)
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