県立芸術大（長久手市）の管弦楽団は６月１４日、一宮市朝日の市民会館で春季特別演奏会を開く。一宮市では初めてで、ＰＲのために２７日、管弦楽団の学生ら４人が同市葉栗北小学校を訪れ、サックス四重奏でクラシック音楽などを披露。全校児童らは生演奏の華麗な音色に耳を傾けた。（梶山佑）

　４人はソプラノ、アルト、テナー、バリトンの４種のサックスの音の違いを紹介。イングランド民謡「グリーンスリーブス」や人気アニメのテーマ曲「ようかい体操第一」など９曲を演奏した。児童ら５００人は静かに聞き入ったり、音楽に合わせて元気よく歌ったりした。楽器や音楽の種類も学んだ。

　春季特別演奏会は午後２時開演。名古屋市出身でセントラル愛知交響楽団特別客演指揮者の松尾葉子さんが初めて指揮を振る。昨年６月の「第一回いちのみや音楽コンクール」で３位となった同大大学院博士課程の高田瑠奈さんがトランペットソロを務め、ハイドンの「トランペット協奏曲」やラベルの「ラ・ヴァルス」など４曲を演奏する。一般１０００円、高校生以下５００円。
（問）市民会館＝０５８６（７１）２０２１

（2015年5月28日　中日新聞朝刊尾張総合版より）