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2015.05.29
世界選手権 銀の笑み 卓球・吉村選手 本社へ報告
4、5月に中国・蘇州で開かれた卓球の世界選手権混合ダブルスで銀メダルを獲得した吉村真晴選手(21)=愛工大=が28日、名古屋市中区の中日新聞本社を訪れ、喜びを報告した。(斎藤雄介)
吉村選手は石川佳純選手(22)=全農=とのペアで、日本勢としては38年ぶりに決勝へ進出した。ヤマ場は4回戦の韓国ペアとの対戦。2年前に惜敗した相手に先行されながらも、回転をかけた緩いボールで粘り強く相手のミスを誘う戦術で逆転勝利を収めた。
愛工大の鬼頭明監督によると、以前の吉村選手は球威で押すタイプで「当たれば強い」。調子の波が大きく、安定感に欠けていた。
トップ選手として有名な石川選手とペアを組んだのが4年前。快挙の陰には連携の深まりだけでなく、個々のレベルアップがある。
ドイツのプロリーグ参戦などを経て、吉村選手自身の世界ランクも4年前の100位台から43位まで上昇。今回も「試合中に成長できた」。6月に発表されるランキングは30位前後まで上がる見込みという。
「石川さんあってのダブルスですから」と控えめに語る成長株が次に見据えるのは、リオ五輪の舞台。「難しい試合を勝ち抜いた経験は、必ず今後に生きる」。確かな手応えをつかみ、代表権の獲得に向けて意気込んだ。
(2015年5月29日 中日新聞朝刊県内総合版より)
吉村選手は石川佳純選手(22)=全農=とのペアで、日本勢としては38年ぶりに決勝へ進出した。ヤマ場は4回戦の韓国ペアとの対戦。2年前に惜敗した相手に先行されながらも、回転をかけた緩いボールで粘り強く相手のミスを誘う戦術で逆転勝利を収めた。
愛工大の鬼頭明監督によると、以前の吉村選手は球威で押すタイプで「当たれば強い」。調子の波が大きく、安定感に欠けていた。
トップ選手として有名な石川選手とペアを組んだのが4年前。快挙の陰には連携の深まりだけでなく、個々のレベルアップがある。
ドイツのプロリーグ参戦などを経て、吉村選手自身の世界ランクも4年前の100位台から43位まで上昇。今回も「試合中に成長できた」。6月に発表されるランキングは30位前後まで上がる見込みという。
「石川さんあってのダブルスですから」と控えめに語る成長株が次に見据えるのは、リオ五輪の舞台。「難しい試合を勝ち抜いた経験は、必ず今後に生きる」。確かな手応えをつかみ、代表権の獲得に向けて意気込んだ。
(2015年5月29日 中日新聞朝刊県内総合版より)