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中日新聞掲載の大学記事

2015.05.15

運動教室で高齢者笑顔 みよし 学生と取り組み3年目

 高齢者が健康維持のために体を動かす機会を身近につくろうという取り組みを、みよし市の住民グループ「ひだまりのつどい」が、東海学園大の学生と共同で行っている。取り組みの一環である公園での運動教室は3年目を迎え、地域のつながりや世代を超えた交流にも一役買っている。

 三好丘桜公園で毎週木曜日に行われている運動教室。14日には、70〜80代の24人が集まり、同大スポーツ健康科学部で運動指導を学ぶ学生たちと汗を流した。参加者は学生と談笑しながら、足の筋力を維持する運動をしたり、ポールウオーキングで公園内を周回したりした。

 3年の野口真希さんは「20代の自分にはできる動作も、高齢者にとっては難しいことがある。無理しすぎないよう配慮しつつ、楽しい雰囲気でできるよう試行錯誤することが勉強になる」。

 参加した江口静子さん(76)は「家から公園まで歩いて2分。ここに来ることで運動を続けるモチベーションを維持でき、友達も増えた」と笑顔を見せた。

 ひだまりのつどいでは、公園以外でも高齢者施設などで運動教室を実施している。彦山ひろみさん(79)は「少しずつ興味を持って参加してくれる人が増えている。さらに人の輪が広まれば」と話していた。(橋詰美幸)

(2015年5月15日 中日新聞朝刊豊田版より)
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