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中日新聞掲載の大学記事

2015.05.12

愛知大学野球 日福大が勝ち点2

 1部の第6週第3日は11日、名古屋市のパロマ瑞穂球場で3回戦1試合を行い、日福大が名城大に2−1で勝ち、勝ち点2とした。

 日福大は1回に暴投で先制。6回1死一、三塁から菅(4年、長野・上伊那農)が左翼線適時二塁打を放ち、これが決勝点となった。西川(4年、愛知・大成)が完投でリーグ単独トップの5勝目を挙げた。次週、中京大が勝ち点を取って勝ち点4とすれば、優勝が決まる。

■満塁のピンチを開き直り抑える 日福大左腕・西川

 8回、1点を返され、なおも2死満塁。日福大の左腕西川は最大の窮地を迎えた。

 名城大の工藤(1年、愛知・東邦)を2ボール2ストライクに追い込んだ後、3球続けてカットされ、8球目の直球は低く外れてボール。フルカウントになった。

 ボール球には手を出さず、際どいコースはカットしてファウル。追い詰められた状況で、捕手がストライクゾーンの真ん中にミットを構えた。「もう全力で腕を振ろう。それで打たれたら仕方がない」と腹をくくった。直球で詰まらせ、中飛に打ち取った。

 この日は制球が悪く、序盤から得点圏に走者を背負った。しかし、ここで勝ち点を失うと、最下位になる可能性もあった。「それだけは避けたくて、気持ちで抑えた」。最大のピンチを乗り越え、チームを救った。 (平野梓)

▽パロマ瑞穂(日福大2勝1敗)
名城大 000000010―1
日福大 10000100x―2

(2015年5月12日 中日新聞朝刊29面より)
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