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中日新聞掲載の大学記事

2015.05.11

愛知大学野球 名城大勝ちタイに

 1部の第6週第2日は10日、愛知県春日井市の春日井球場で2回戦2試合を行い、名城大が日福大に6−4で勝ち、対戦成績を1勝1敗として3回戦に持ち込んだ。中部大は愛院大に13−11で連勝し、勝ち点2とした。

 名城大は1回2死満塁で上野(3年、市岐阜商)が右越え三塁打で3点を先制。7回の2点で突き放し、6回途中から継投で逃げ切った。中部大は5回、細川純(2年、愛知商)の3点二塁打などで5得点。細川勝(4年、同)との兄弟で8打点を挙げ、両チーム13安打ずつの乱打戦を制した。

■逆転許さぬ好リリーフ

 名城大の救援投手が何度もピンチを切り抜けた。「一度も逆転を許さずに逃げ切れたのは大きい」と松永監督も踏ん張りを評価した。

 6回に2点差に詰め寄られ、先発栗林(1年、愛知黎明)が降板した。2番手森田(2年、三重・津田学園)が連続四球でピンチを広げ2死一、二塁となって足立(3年、三重)が登板。力のある直球で後続を遊ゴロに打ち取った。

 7回に2点を追加した直後の8回、足立が1点を失ってさらに1死三塁の場面で穂積(2年、静岡・常葉学園菊川)がリリーフ。「もし走者をかえしたとしても自責点にはならない」と気持ちを静めた。得意のカーブを織り交ぜ、空振り三振に仕留めるなどして、反撃を断った。

 9四死球を与え、3失策を記録。捕逸やボークなどのバッテリーエラーもあった。「そんな中でも、継投陣が持ち味を発揮して要所を抑えてくれた」と松永監督。3回戦も勝つと、勝ち点3で中京大と並ぶ。優勝争いに望みをつなげる1勝をもたらした。 (平野梓)

▽春日井(1勝1敗)
日福大 000002011―4
名城大 31000020x―6

▽同(中部大2勝)
中部大 011350210―13
愛院大 000230024―11
本塁打 細川勝(部)

(2015年5月11日 中日新聞朝刊25面より)
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