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中日新聞掲載の大学記事

2015.04.26

曳山会館 1/50 リアル 木目、畳まで正確 金沢工大生が模型寄贈

■砺波・常設展示へ

 砺波市出町子供歌舞伎曳山(ひきやま)会館の模型を、金沢工業大の学生たちがつくり、市に寄贈した。室内の細部まで正確に模造しており、同市出町中央の同会館内で常設展示される。(堀場達)

 模型を手掛けた高橋国広さん、松本祐輝さん、舟生圭吾さん、井辻光博さんの3年生4人と環境・建築学部長の森俊偉教授が25日、会館に持参した。
 4人を中心に計20人で昨年4月に企画し、9月ごろまでかかって仕上げた。

 会館は森教授が設計し、日本の伝統建築意匠を取り入れていることなどからテーマに選んだ。模型の寸法は実物の50分の1で、一辺1.5メートルの正方形内に収めた。建物の外観だけでなく、内装の木目、和室の畳、収蔵展示している曳山3基の縮小版もこしらえた。

 五島辰夫館長や夏野修市長らへの説明に当たった高橋さんは南砺市出身。「模型を見たことをきっかけに曳山や歌舞伎といった郷土の文化、もちろん建築そのものへの関心を抱いてもらえればうれしい」と話した。

 出町子供歌舞伎曳山祭(29、30日)までは会館のエントランス、その後は2階の情報コーナーに展示する。

(2015年4月26日 北陸中日新聞朝刊富山版より)

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