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中日新聞掲載の大学記事

2015.03.08

大学生が歌舞伎熱演 天白、堂々と見え切る

 東海学園大と南山大で伝統芸能を研究する学生たちの歌舞伎公演が7日、天白区中平の東海学園大名古屋キャンパスであった。

 学生は東海学園大人文学部の安田文吉教授(日本近世文学)の教え子で、歌舞伎研究の一環として毎年公演を開いている。昨春、安田教授の勤務先が南山大から東海学園大に変わったため、今年は両大学の学生計15人による公演となった。

 「白浪五人男」で知られる人気演目「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ) 稲瀬川勢揃(ぞろ)いの場」を上演。顔に隈(くま)取りをし、かつらを着けて役になりきった学生が、独特の言い回しでせりふを述べたり、堂々と見えを切ったりする姿に、客席からは盛んに掛け声がかかった。安田教授は「それぞれが役にはまって、最後まで演じきった。せりふも動きもよかった」と満足げだった。 (蜘手美鶴)

(2015年3月8日 中日新聞朝刊市民版より)
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