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中日新聞掲載の大学記事

2015.02.07

マンドリンの音色楽しんで 28日・名古屋 小桜秀爾の作品演奏会

 名古屋音楽大名誉教授で作曲家の小桜秀爾が、28日午後1時半から名古屋・千種のメニコンANNEX HITOMIホールで、自身が作曲したマンドリンの室内楽作品を集めた演奏会を開く。

 小桜は愛知学芸大(現愛知教育大)音楽科を卒業後、中学や高校で教職に就いたが数年で辞め、作曲の夢を追うため東京芸術大へ。卒業後は名古屋音楽大で教えながら、洋楽から邦楽まで数多くの曲を発表し、いくつかの大学のマンドリンオーケストラサークルに依頼されて曲をつくってきた。

 演奏会は「マンドリンは奥深い楽器。叙情的なメロディーやたたきつけるような音を出せる長所を生かし、さらに、いろいろな可能性を追求する曲を」と、小桜が引き出したさまざまな音が楽しめる構成となっている。

 演奏はマンドリン奏者の石村隆行と佐々木敏、ピアニストの畑岡知子ら。津軽三味線の雰囲気を漂わせる「マンドリンとピアノのための心象」第二楽章、楽器の胴をたたく奏法を取り入れた「即興曲」「マンドリン四重奏曲 鼓動」、弦の端をはじきハープのような音色を出す「トッカータ」など7曲。

 2000円。(問)小桜=電090(1232)2589

(2015年2月7日 中日新聞夕刊9面より)
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