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中日新聞掲載の大学記事

2014.08.21

福島の子ら楽しい夏 名学院大では蜂蜜採取

 夏休みを利用して4泊5日の日程で、名古屋や近郊を訪れている福島県などに住む親子ら33人が20日、熱田区の名古屋学院大名古屋キャンパスで蜂蜜を採る体験をした。

 福島第一原発事故のために、外で十分に遊べない福島の子たちに息抜きの場を提供しようと、名古屋YWCA(中区)と同大が共催する「名古屋いりゃあせツアー」の一環。

 同大は2010年に屋上で養蜂を始めており、遠心分離機を使い、蜂蜜の詰まった巣枠から蜜を取り出す体験をしてもらった。子どもたちが分離機の取っ手をつかんで巣枠を回転させると蜜が下にたまった。子どもたちは歓声を上げて喜んでいた。

 福島市の主婦平田靖子さん(45)は「福島で子どもを外で遊ばせるのはまだ少し不安。夏休みのいい思い出ができた」と話した。

 ツアーでは18日から22日まで同大の瀬戸キャンパスなどに滞在。水遊びやバーベキューも楽しんでいる。(市川泰之)

(2014年8月21日 中日新聞朝刊市民版より)
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