全国各地の工業高校教員３０人が１９日、金沢工業大扇が丘キャンパスで始まった「産業・情報技術等指導者養成研修」に参加した。

　若い技術者を育てるために必要な技術者倫理や安全、法令順守について、どのように指導するかを学ぶ。同大の教授らが講師を務めるほか、企業や富山工業高などからも講師を招く。

　研修では講義だけでなく、ビデオを見てのグループワークや、同大の学生が課外活動で使用する工房「夢考房」内を見て、危険な場所が無いかを探す演習もある。

　研修は２３日まで。同大では２００３年から工業高校教員向けの研修講座を開いており、これまでに全都道府県から２３６人を受け入れている。（稲垣遥謹）

（2014年8月20日　北陸中日新聞朝刊第二石川総合版より）