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2014.08.19
曳山、子ども、練り歩き 輪島・門前町で黒島天領祭
輪島市門前町黒島町で18日、黒島天領祭があった。黒島町が江戸時代、幕府の直轄領地(天領)になり、立葵(たちあおい)の定紋が贈られたことを祝って始まったとされる。
毎年、17日から2日間行われるが、今年は初日の祭事が雨のため中止。18日は若宮八幡神社で神事を営んだ後、化粧を施してもらった地元の子どもたち18人による奴(やっこ)振り行列が、百貫みこしや総輪島塗の優美な曳山(ひきやま)二基を先導。強い日差しの中、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された古い町並みをゆっくりと練り、午前は地区の北側、午後は南側の一帯が華やかな雰囲気に包まれた。
金沢大や金沢星稜大、金沢工業大の学生40人ほどが、高台にある神社からみこしを降ろしたり、曳山のかじ取りをしたりサポート。のぼり旗を持って先導する女子学生も汗だくになっていた。氏子総代長の小松与一さん(75)は「黒島の住民だけでは天領祭を維持できない。ありがたいことです」と目を細めていた。 (松瀬晴行)
(2014年8月19日 北陸中日新聞朝刊能登版より)
毎年、17日から2日間行われるが、今年は初日の祭事が雨のため中止。18日は若宮八幡神社で神事を営んだ後、化粧を施してもらった地元の子どもたち18人による奴(やっこ)振り行列が、百貫みこしや総輪島塗の優美な曳山(ひきやま)二基を先導。強い日差しの中、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された古い町並みをゆっくりと練り、午前は地区の北側、午後は南側の一帯が華やかな雰囲気に包まれた。
金沢大や金沢星稜大、金沢工業大の学生40人ほどが、高台にある神社からみこしを降ろしたり、曳山のかじ取りをしたりサポート。のぼり旗を持って先導する女子学生も汗だくになっていた。氏子総代長の小松与一さん(75)は「黒島の住民だけでは天領祭を維持できない。ありがたいことです」と目を細めていた。 (松瀬晴行)
(2014年8月19日 北陸中日新聞朝刊能登版より)