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中日新聞掲載の大学記事

2014.08.05

工大生の発想 まちづくりに 野々市市の課題に提案 

■自転車レース開催 バス停に情報端末

 金沢工業大(野々市市扇が丘)の2年生が、市が抱える課題の解決策を市職員らに提案する発表会が4日、市情報交流館カメリアであった。学生たちは自転車レース開催、バス停の情報端末化など自由な発想を披露した。(谷知佳)
 
 必須科目「プロジェクトデザインII」の一環。地域ブランド創出、オープンデータ活用、市民大学校の効果的宣伝など、市から投げかけられた課題のほか、独自に調査した防災の課題について4チームが発表した。
 
 地域ブランド創出に取り組んだチームは若い世代が多い市の背景を踏まえ、学生が登下校に利用する自転車に注目。世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」にちなみ「ツール・ド・ののいち」を考案した。
 
 オープンデータの活用を考えたチームはバス停にタッチ操作できる情報端末を設置するよう提案した。バスの乗車案内に加え、生活情報やイベント情報の告知、緊急地震速報に役立つと説明した。
 
 市職員や市民からは、経費や財源などを尋ねる質問が出た。ほかに7チームがポスターを掲示した。5日は金沢市の課題に取り組んだ学生が同市職員会館で発表に臨む。
 
(2014年8月5日 北陸中日新聞朝刊白山版より)
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