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中日新聞掲載の大学記事

2014.08.04

農らく 放棄地の再生も

 津市の三重大キャンパスの一角にある小さな畑で、トマトやナスが収穫期に近づいた。三重大生でつくる食農サークル「農らく」は、なるべく化学肥料や農薬を使わずに野菜の栽培に取り組む。

 活動は大学内だけではなく、三重県亀山市の山間部にある耕作放棄地の再生にも協力。高齢化が進む地域で若い労働力として開墾作業を手伝う代わりに、地元農家からの助言を受け、現地で3アールの土地を借りてネギやサトイモを育てる。

 7人のメンバーは全員が初心者。友人に誘われて入部したという生物資源学部3年の河合将生さん(21)は「自分で育てた野菜が1番うまかった」と活動の魅力を語る。

 まだ不定期だが、収穫した野菜は同県鈴鹿市の直売所などで販売。発足3年目の今年は、大学内で借りた空き地をゼロから耕し、新しい畑作りに挑んでいる。

 連絡先はmieuniv.nogyo@gmail.com

(2014年8月4日 中日新聞夕刊8面より)
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