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中日新聞掲載の大学記事

2014.06.16

2014W杯 留学生 母国勝利に笑顔 岐阜経済大 PVで熱戦見守る

 ワールドカップ(W杯)の日本初戦が行われた15日、県内各地でも、生中継を大画面に映し出し大勢で声援を送るパブリックビューイング(PV)が行われた。多くの日本サポーターに交じって、相手のコートジボワール出身者も観戦。最後は互いに健闘をたたえ合い、両国の友情を深めた。

 大垣市北方町の岐阜経済大では、学生や地元小学生ら約600人が集まり、熱戦を見守った。
 
 コートジボワールからの留学生、カク・ジョセリン・アカさん(24)が在学していることから、両国の交流につなげようと企画。学生ボランティアや教職員らが運営に当たった。
 
 日本の先制時には大多数の日本サポーター、コートジボワールが逆転した時はカクさんとその友人ら同国の6人が大喜びと、会場内は喜びと悔しさが交錯。しかし終了後には次戦に向けて互いに相手国の応援を約束。握手したり記念撮影したりして親睦を深めた。
 
 カクさんは「次戦は日本が勝つ。一生懸命応援したい」と話し、友人のブル・ウィリアム・ファブリスさん(25)=大阪府吹田市=は「日本人と一緒にサッカーが楽しめてうれしかった」と笑顔。吉川昴希君(10)=小野小五年=は「日本代表が勝つと信じていたので残念だったけど、コートジボワールの人は少なかったのに応援がパワフルだった」と話していた。
 
 運営に携わった岐経大経済学部三年の小木慎さん(20)は「両国が勝ち進み、もう一度イベントを開催できたら」と期待。竹内治彦副学長(53)は「大成功。大人も子どもも留学生も楽しんでもらえたのでは」と振り返った。(山本克也)

(2014年6月16日 中日新聞朝刊岐阜総合版より)
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