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中日新聞掲載の大学記事

2014.02.01

日福大生、商品開発や防災教育 住民らと活動 成果報告

 日本福祉大経済、社会福祉両学部の共通科目「地域研究プロジェクト」の学生らの取り組みを紹介する初の報告会が30日、美浜町奥田の美浜キャンパスであった。地元農産物での商品開発や防災教育といった幅広い分野で、学生らが住民らと一緒に知恵を絞り、頑張った成果を発表した。(吉岡雅幸)

 この科目は、地域での活動を通じて学生らにコミュニケーションや問題解決など社会人の基礎となる力を身に付けてもらうのが狙い。

 2012年に開講し、学生らは8つのプロジェクトに分かれ、1年半にわたって知多半島を中心とした地域の関係機関や住民と活動した。

 報告会には学生120人をはじめ、教職員や地元住民ら計170人が出席した。

 「フードプロジェクト」の報告では、学生らが農家に教わって田植え、稲刈りなど農作業をした経験や「さつまいもパン」などの商品を開発し、学内で販売したことを説明。「天候に左右される大変さと、原価を考えて値段を付ける生産者の目線を知ることができた」と成果を話した。

 学生らは他にも、子ども向けの紙芝居での防災教育や、認知症の啓発のためのアプリ開発、車いすバスケットボール大会を通じた健康増進など個性的な取り組みを報告した。

 担当した経済学部の後藤順久教授は「学生らが主体的に動き、たくさんの催しを開いてくれた。地域の人たちに支えられ、一定の影響を与えられたと思う」と評価した。

(2014年2月1日 中日新聞朝刊知多総合版より)
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