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2008.11.16
教職大学院が出前授業 愛教大が他大生に 子の会話、褒め方指導
愛知教育大(刈谷市)の教職大学院が、小中学校や高校の教員を志望する他大学の学生を対象に出前授業を行っている。教員志望の学部生に教職大学院の専門的な授業に触れてもらい、専門性の高い教員を地域で育てていく取り組みだ。
10月中旬、愛知淑徳大長久手キャンパス(長久手町)であった出前授業には、同大学の学生約30人が参加。教育現場で求められるコミュニケーションをテーマに、子ども同士が緊張感なく話ができる環境づくりや相手の褒め方、ものの頼み方などのこつを学んだ。
指導した教職大学院の藤井啓之准教授(教育方法学)は「教師と子ども、子ども同士のコミュニケーションにも一定の技術がある。それを理解していれば実際の現場でも役立つ」。学生からは「話をする前に体を動かすゲームをすることで緊張がほぐれ、初対面でも話しやすくなった」などの声が上がった。
出前授業は7月から開始。現時点で予定を含めて県内4大学と岐阜県の1大学で実施する。このうち名古屋大と愛知淑徳大、名城大の3大学とは共同で、高い実践力を育てる教員養成プログラムの開発に取り組む。教職大学院の授業などをインターネットで動画配信し、教員養成に生かす計画もある。
取り組みの中心となっている添田久美子准教授は「県内唯一の教職大学院として、持っている力を地域に還元していきたい。受講生へのアンケートも実施し、大学院の授業を改善していく狙いもある」と話している。 (北村剛史)
(2008年11月16日 中日新聞朝刊県内版より)
10月中旬、愛知淑徳大長久手キャンパス(長久手町)であった出前授業には、同大学の学生約30人が参加。教育現場で求められるコミュニケーションをテーマに、子ども同士が緊張感なく話ができる環境づくりや相手の褒め方、ものの頼み方などのこつを学んだ。
指導した教職大学院の藤井啓之准教授(教育方法学)は「教師と子ども、子ども同士のコミュニケーションにも一定の技術がある。それを理解していれば実際の現場でも役立つ」。学生からは「話をする前に体を動かすゲームをすることで緊張がほぐれ、初対面でも話しやすくなった」などの声が上がった。
出前授業は7月から開始。現時点で予定を含めて県内4大学と岐阜県の1大学で実施する。このうち名古屋大と愛知淑徳大、名城大の3大学とは共同で、高い実践力を育てる教員養成プログラムの開発に取り組む。教職大学院の授業などをインターネットで動画配信し、教員養成に生かす計画もある。
取り組みの中心となっている添田久美子准教授は「県内唯一の教職大学院として、持っている力を地域に還元していきたい。受講生へのアンケートも実施し、大学院の授業を改善していく狙いもある」と話している。 (北村剛史)
(2008年11月16日 中日新聞朝刊県内版より)