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2008.11.16
愛院大 初戦で散る 明治神宮野球大会
第1日(15日・神宮)
高校の部、大学の部とも1回戦2試合が行われ、中部勢は愛院大(北陸、東海3連盟代表)が常磐大(関東5連盟第2代表)に1−3で敗れ、初戦突破はならなかった。
初回のミス響く
初回のミスが何とも悔やまれた。愛院大・田中洋監督(38)が試合後の会見で開口一番に嘆く。「バントの処理でミスしてしまった。一番こだわってきたところでやられたのが悔いが残ります」
1点を先制した直後の1回裏の守りだった。無死一塁で相手のバントを処理したエース・小川が一塁に悪送球し、無死一、三塁。これをきっかけに2点を奪われ逆転を許した。一塁線方向へのバント。「当たった瞬間の音で強いと感じたんで、一塁に任せようと思った。でも思っていた以上に弱くて慌ててしまいました」と小川。打球音での判断は一塁手の守備範囲、しかし、やや深い神宮球場の芝が小川にとっては計算外だった。
調子は悪くなかった。この日は自己最速タイの145キロもマーク。6回までわずか4安打しか許さなかった。ただ、このミスによる2失点と、3回の失投によるソロ本塁打の1失点は打線の弱い愛院大には致命的だった。
ただ収穫もあった。2番手で登板した1年生の右腕・浦野は2イニングを無安打4三振、無失点の好投。「いい経験をさせてもらったし、これを来年につなげたい」と全国の舞台で自信をつかんだ。秋季リーグ戦の開幕戦で10失点するなど、悩み抜いた小川も、復調へのきっかけもつかんだ様子。「あとは下半身を強化して、高めに浮くボールをなくしたい。このオフが勝負です」と小川。投手陣は1、2年生が中心の愛院大。来年またこの悔しさを晴らす機会はある。 (大久保晋)
【大学の部】
愛院大(愛知・東海・北陸)100000000―1
常磐大(関東二) 20100000x―3
本塁打田辺(常)
(2008年11月16日 中日スポーツ11面より)
高校の部、大学の部とも1回戦2試合が行われ、中部勢は愛院大(北陸、東海3連盟代表)が常磐大(関東5連盟第2代表)に1−3で敗れ、初戦突破はならなかった。
初回のミス響く
初回のミスが何とも悔やまれた。愛院大・田中洋監督(38)が試合後の会見で開口一番に嘆く。「バントの処理でミスしてしまった。一番こだわってきたところでやられたのが悔いが残ります」
1点を先制した直後の1回裏の守りだった。無死一塁で相手のバントを処理したエース・小川が一塁に悪送球し、無死一、三塁。これをきっかけに2点を奪われ逆転を許した。一塁線方向へのバント。「当たった瞬間の音で強いと感じたんで、一塁に任せようと思った。でも思っていた以上に弱くて慌ててしまいました」と小川。打球音での判断は一塁手の守備範囲、しかし、やや深い神宮球場の芝が小川にとっては計算外だった。
調子は悪くなかった。この日は自己最速タイの145キロもマーク。6回までわずか4安打しか許さなかった。ただ、このミスによる2失点と、3回の失投によるソロ本塁打の1失点は打線の弱い愛院大には致命的だった。
ただ収穫もあった。2番手で登板した1年生の右腕・浦野は2イニングを無安打4三振、無失点の好投。「いい経験をさせてもらったし、これを来年につなげたい」と全国の舞台で自信をつかんだ。秋季リーグ戦の開幕戦で10失点するなど、悩み抜いた小川も、復調へのきっかけもつかんだ様子。「あとは下半身を強化して、高めに浮くボールをなくしたい。このオフが勝負です」と小川。投手陣は1、2年生が中心の愛院大。来年またこの悔しさを晴らす機会はある。 (大久保晋)
【大学の部】
愛院大(愛知・東海・北陸)100000000―1
常磐大(関東二) 20100000x―3
本塁打田辺(常)
(2008年11月16日 中日スポーツ11面より)