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2008.11.17
精密な頭蓋骨模型使い 脳腫瘍手術 技磨く 保健衛生大研究会
藤田保健衛生大(豊明市)は16日、精密な頭蓋骨(がいこつ)模型を使って若手脳外科医が手術を訓練する「東海若手脳腫瘍(しゅよう)の手術研究会」を名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで開いた。こうした研究会は、国内では初開催。全国から55人が参加し、模擬手術で技術を磨いた。
脳腫瘍手術の訓練は通常、献体された頭蓋骨で行うが、厚生労働省の法解釈が厳密になり、学生以外は行うことが難しくなっている。
最近、精密に神経や血管の位置を再現した頭蓋骨模型が開発されたため、同大が研究会を企画。今後も定期的に開いていく。
ベテラン医師がペアを組み、頭蓋底部の腫瘍を取り除く手術を指導。若手医師は顕微鏡をのぞきながら、電動パワードリルで慎重に骨を削り、視野を広げていった。一宮市の病院に勤める芝本和則さん(31)は「立体感覚や深さがよく分かった。難易度の高い手術に出くわしたときのために、技術を磨いておきたい」と話していた。
(2008年11月17日 中日新聞朝刊県内版より)
脳腫瘍手術の訓練は通常、献体された頭蓋骨で行うが、厚生労働省の法解釈が厳密になり、学生以外は行うことが難しくなっている。
最近、精密に神経や血管の位置を再現した頭蓋骨模型が開発されたため、同大が研究会を企画。今後も定期的に開いていく。
ベテラン医師がペアを組み、頭蓋底部の腫瘍を取り除く手術を指導。若手医師は顕微鏡をのぞきながら、電動パワードリルで慎重に骨を削り、視野を広げていった。一宮市の病院に勤める芝本和則さん(31)は「立体感覚や深さがよく分かった。難易度の高い手術に出くわしたときのために、技術を磨いておきたい」と話していた。
(2008年11月17日 中日新聞朝刊県内版より)