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中日新聞掲載の大学記事

2013.12.19

「MADE IN まつさ課」4月誕生 「市政コン」優勝の中京大提案

 若者が30年後のまちの姿を考える「未来松阪市政策コンテスト」の決勝が、同市本町の市産業振興センターで開かれた。優勝した中京大総合政策学部(名古屋市)の学生が、特産品のブランド化を進める部署「MADE IN まつさ課」の創設を提案。山中光茂市長は、来年4月に新設する部署にその名前を付けることを明言した。(吉野淳一)

 コンテストは市が本年度初めて実施した。東海3県では初開催。市内外の中高生や大学生、松阪市の新人職員ら49人が10チームとなり、10月から「もし自分が松阪市長だったら」をテーマに政策を考えた。15日の決勝では、会場を訪れた30人の市民が投票して順位を決めた。

 中京大の5人は、松阪牛や松阪木綿などの特産品の中で将来性や市場性のあるものを、地域ブランドとして認定する制度を構築。「MADE IN まつさ課」が担当部署となって全国に発信し、ブランド振興を図ることを提案した。

 市は来年4月、農林水産部とまちづくり交流部を統合し、産業経済部を新設する。その中に「ブランド推進室」を設ける予定で、市議会11月定例会に行政組織条例の改正案を追加提案していた。

 中京大生の発表を聞いた山中市長は「若者らしいセンスのある名前」と絶賛。ブランド推進室の名前を「MADE IN まつさ課」に変えることを約束した。その上で、コンテスト全体について「想像より素晴らしい発表ばかりだった。来年度以降も続けていきたい」と講評した。

(2013年12月19日 中日新聞朝刊松阪・紀勢版より)
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