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中日新聞掲載の大学記事

2008.10.26

内面と対話する短歌難しい時代 星城大でシンポ

 星城大学(東海市)の学園祭の一環として、シンポジウム「若者と短歌」が25日、同大で開かれた。

 武田洋平教授(辺境文化論)が企画。学生や市民から公募した「SEIJOH短歌コンクール」の審査も合わせて行った。若者への応援歌など約120首が寄せられた。

 パネリストはタレント派遣会社社長稲川素子さん、精神科医で作家の野田正彰さん、歌人林春樹さん、市文化協会会長佐野美恵さんの4人。若者の作品はスローガンのように聞こえる傾向にあり、「自分の内面に入って会話する短歌づくりは、難しい時代なのか」といった意見が出された。

 中学生では「秋あかね羽音たてずに飛んでいるイラクの空をふと思いたり」という2年生の作品が、消音ヘリコプターから世界へ目を向けたとして、高い評価を得ていた。

(2008年10月26日 中日新聞朝刊県内版より)
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