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中日新聞掲載の大学記事

2013.10.09

女子大生チーム消防全国大会へ みよし 東海学園大の7人 4月結成 夏休み以降 連日訓練

■「最高の結果目指す」

 みよし市の東海学園大の女子大生7人が、横浜市で17日にある全国女性消防操法大会に出場する。主催の日本消防協会(東京)によると、女子大生だけのチームの出場は非常に珍しい。メンバーは優勝を目指し、連日、練習に励んでいる。(諏訪慧)

 7人は経営学部経営学科の1、2年生。経営学科には警察官や消防官を志す学生のためのコースがあり、所属する学生は将来を見据えて、日ごろから青色回転灯搭載車(青パト)で地域の見回りなどをしている。

 大会に出る7人を含む経営学科の一部の30人は、市が2011年に設けた機能別消防団員も務める。機能別消防団の活動は、避難所での救護物資配布や簡単な応急手当てなど大規模災害時に限定している。

 火災での活動は想定していないが、県から打診を受けて操法大会に出場することを決定。4月に女子7人でチームを結成し、7月末の夏休み以降は毎日、訓練をしている。

 全国女性消防操法大会は2年に一度の開催。全都道府県から1チームが出場し、ホース3本をつなぎ合わせるなどして60メートル余り先の的に放水するまでの時間や動作の正確さを競う。

 7日には、みよし消防署で激励会があり、7人は久野知英市長らの前で操法を実演。てきぱきとした動きを披露した。2年生で隊長の長谷川美結(みゆい)さん(19)は警察官志望だったが、訓練を積むうちに消防官への興味も湧いてきた。「緊張のため激励会ではホースを真っすぐに延ばすことができなかったが、本番では最高の結果を残せるよう頑張る」と話した。

(2013年10月9日 中日新聞朝刊豊田版より)
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