HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2013.06.24
奥選手(高岡出身)地元V格別 立山アルペンヒルクライム
■「景色楽しむ余裕なく」
立山町で23日催された自転車レース「立山アルペンヒルクライム」のロングコース(22.3キロ)で、県勢は高岡市出身の奥隆三郎選手が1時間12分47秒で優勝。小林健二選手が3位、高坂剛選手が4位と、6位までに3人が入った。
初栄冠に輝いたのは、高岡市出身の金沢工業大4年の奥隆三郎選手(21)だった。「景色を楽しむ余裕は全くなかった」。会心のレースを、はにかんで振り返った。
序盤は韓国の招待選手が引っ張り、他の選手が次々に脱落する。奥選手は「後先考えずに」ついていくと、すぐ韓国選手との「2人旅」に。中盤から次第に引き離し、そのまま逃げ切った。「ふくらはぎがつって、ヒイヒイ言いながら。酸素も薄かったが我慢した」
高校生の時に趣味で始め、大学に入ってから競技用の自転車を買った。自転車サークルで活動していたが、先輩の引退に伴い、1年ほど前から個人で練習。大学近くの急坂を黙々と上る。ヒルクライムの魅力は「ゴールした時の達成感」。
これまで長野県や岐阜県の大会で年代別優勝を飾っているが、地元優勝は格別の味。「あらためて立山はいいところだと思った」。参加費を出して応援にも来てくれた両親に、これ以上ない結果で応えた。
(2013年6月24日 北陸中日新聞朝刊富士総合版より)
立山町で23日催された自転車レース「立山アルペンヒルクライム」のロングコース(22.3キロ)で、県勢は高岡市出身の奥隆三郎選手が1時間12分47秒で優勝。小林健二選手が3位、高坂剛選手が4位と、6位までに3人が入った。
初栄冠に輝いたのは、高岡市出身の金沢工業大4年の奥隆三郎選手(21)だった。「景色を楽しむ余裕は全くなかった」。会心のレースを、はにかんで振り返った。
序盤は韓国の招待選手が引っ張り、他の選手が次々に脱落する。奥選手は「後先考えずに」ついていくと、すぐ韓国選手との「2人旅」に。中盤から次第に引き離し、そのまま逃げ切った。「ふくらはぎがつって、ヒイヒイ言いながら。酸素も薄かったが我慢した」
高校生の時に趣味で始め、大学に入ってから競技用の自転車を買った。自転車サークルで活動していたが、先輩の引退に伴い、1年ほど前から個人で練習。大学近くの急坂を黙々と上る。ヒルクライムの魅力は「ゴールした時の達成感」。
これまで長野県や岐阜県の大会で年代別優勝を飾っているが、地元優勝は格別の味。「あらためて立山はいいところだと思った」。参加費を出して応援にも来てくれた両親に、これ以上ない結果で応えた。
(2013年6月24日 北陸中日新聞朝刊富士総合版より)