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2008.10.06
小川3安打完封 愛院大タイに
愛院大が中京大に5−0で勝ち、対戦成績をタイにした。1回戦で3回KOされた主戦の小川優投手(2年・東濃実)が連投で散発3安打完封し、今季初勝利を挙げた。愛産大は名商大に3−0で勝ち、連勝で今季初の勝ち点を獲得した。先発の寺田健祐投手(4年・磐田東)が、8回まで2安打無失点に抑える好投。6回に宮城充中堅手(3年・宜野座)の適時打と連続押し出しで挙げた3点を守った。(田中一正)
やっと今季初白星
「不動のエース」がマウンドに戻った。小川が今季5試合目でようやく初勝利。「勝つことがこんなに難しいとは思わなかった」と、感無量の表情で振り返った。
内容もほぼ完璧(かんぺき)。3安打3四死球で三振も8つ奪った。「塁が埋まってもピンチと思わなかったし、疲れも感じなかった。いい時はこんな感じでした」。完封は5月12日の春季リーグ、中京大戦以来。春まで16連勝をしていた時の小川になっていた。
今季は開幕戦の10失点降板から始まり不調続きで、4日も5失点で3回降板。思うように制球できず、打たれた不安でますます制球を乱す悪循環。さらに連勝を続けた時のように、試合全体の流れを考えた投球ができないふがいなさが、乱れに拍車を掛けた。
前夜のミーティングで、そんな胸の内をナインや田中洋監督(38)に打ち明けた。返ってきたのは「どんな球を投げても見守ってやる」という力強い味方の励まし。投球だけに専念して「思い切り腕を振ることができた」と話す。
思い出深い1勝はリーグ通算20勝目の記念星。だが小川は「知らなかった。でもこれで良しとせず、次が大事」と気を引き締める。「小川が抑えて、相手のミスに乗じるウチの本来の形が初めてできた」と、田中監督も手応えをつかんだ様子。愛院大の覇権奪回の態勢が、いよいよ整った。
今季初勝ち点 愛産大
愛産大は今季抑えだった寺田を先発に戻して勝ち、今季初勝ち点。寺田は「抑えは(連敗で)機会がなかったので先発の方が楽しい。最初から飛ばして球も走っていたと思う」と、8イニング2安打に抑えた内容に満足げ。
▽2回戦(愛産大2勝)
愛産大 000003000―3
名商大 000000000―0
▽2回戦(1勝1敗)
愛院大 000005000―5
中京大 000000000―0
(2008年10月6日 中日スポーツ12面より)
やっと今季初白星
「不動のエース」がマウンドに戻った。小川が今季5試合目でようやく初勝利。「勝つことがこんなに難しいとは思わなかった」と、感無量の表情で振り返った。
内容もほぼ完璧(かんぺき)。3安打3四死球で三振も8つ奪った。「塁が埋まってもピンチと思わなかったし、疲れも感じなかった。いい時はこんな感じでした」。完封は5月12日の春季リーグ、中京大戦以来。春まで16連勝をしていた時の小川になっていた。
今季は開幕戦の10失点降板から始まり不調続きで、4日も5失点で3回降板。思うように制球できず、打たれた不安でますます制球を乱す悪循環。さらに連勝を続けた時のように、試合全体の流れを考えた投球ができないふがいなさが、乱れに拍車を掛けた。
前夜のミーティングで、そんな胸の内をナインや田中洋監督(38)に打ち明けた。返ってきたのは「どんな球を投げても見守ってやる」という力強い味方の励まし。投球だけに専念して「思い切り腕を振ることができた」と話す。
思い出深い1勝はリーグ通算20勝目の記念星。だが小川は「知らなかった。でもこれで良しとせず、次が大事」と気を引き締める。「小川が抑えて、相手のミスに乗じるウチの本来の形が初めてできた」と、田中監督も手応えをつかんだ様子。愛院大の覇権奪回の態勢が、いよいよ整った。
今季初勝ち点 愛産大
愛産大は今季抑えだった寺田を先発に戻して勝ち、今季初勝ち点。寺田は「抑えは(連敗で)機会がなかったので先発の方が楽しい。最初から飛ばして球も走っていたと思う」と、8イニング2安打に抑えた内容に満足げ。
▽2回戦(愛産大2勝)
愛産大 000003000―3
名商大 000000000―0
▽2回戦(1勝1敗)
愛院大 000005000―5
中京大 000000000―0
(2008年10月6日 中日スポーツ12面より)