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中日新聞掲載の大学記事

2013.06.08

大正琴に興味津々 市立大学生ら 歴史を学び演奏も

 名古屋生まれの楽器、大正琴に触れる授業が7日、瑞穂区瑞穂町の市立大で開かれ、学生27人が参加した。

 人文社会学部の問題認識特別講座の一環で、非常勤講師の伊神権太さんの授業。全国に100万人の愛好家がいながら若者の認知度が低い大正琴を知ってもらおうと企画した。

 国内外で積極的に演奏活動をしている流派・弦洲会の倉知弦洲会主と次席で長男の崇さんがゲスト講師を務めた。2人は、中区大須に住んでいた森田五郎による大正琴の発明秘話や普及の歴史を説明、実際に演奏も披露した。講義後には、学生が大正琴を演奏する機会もあった。1年の水野桃子さん(19)は「鍵盤があることにびっくり。とても興味深く、演奏してみたくなりました」と話した。

 同講座のコーディネーターを務める人文社会学部の山田明教授は「名古屋文化に生で触れてもらい、もう一度地元を再発見してもらうことが狙いの授業。興味を持ってもらえたのでは」と話した。(竹田佳彦)

(2013年6月8日 中日新聞朝刊市民版より)
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