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中日新聞掲載の大学記事

2013.05.15

愛知大学野球 愛院大 逆転優勝に望み

 愛院大が名商大に5−0で勝ち、対戦成績を2勝1分けとして勝ち点3に伸ばした。愛院大の先発・波多野利彦投手(4年・宇部鴻城)は8回途中6安打無失点と好投。逆転優勝に望みをつないだ。1部リーグは残り2週で、全6チームが1カードを残している。

■波多野 8回途中無失点

 7季連続優勝はあきらめない。波多野が名商大相手に力投した。12日の1回戦に続いて先発し、8回途中まで6安打無失点。「完投するより、初回から全力で抑えていこうと思った」と充実の表情で振り返った。

 試合はもちろん、相手投手にも負けられなかった。波多野と名商大の先発・吉岡は卒業後、ともに社会人野球の強豪であるNTT西日本への入社が内定。これまで会話したこともなく、試合前の整列の際に目であいさつを交わした程度だが、来年はチームメートとなるだけに気合が入った。

 「今はまだ敵。いい相手と投げ合えるのは、モチベーションが上がる要素の一つ」と波多野。

 1回戦で投げ合った際はともに4失点で、試合も引き分けた。この日は吉岡が味方の失策にも足を引っ張られ、5イニングで5失点(自責3)。「全然ダメ。投げ負けた」と吉岡が認めたように、波多野が投げ勝った格好だ。

 2位に浮上した愛院大は勝ち点で首位・愛大に並んだものの、勝率差で自力優勝の可能性はない。だが、愛院大の最終カードとなる次週・名城大戦で勝ち点4に伸ばせば、次週に試合のない愛大に重圧をかけることにつながる。「後がない。勝つしかない」と波多野。前だけを見て、名城大戦に臨む。 (麻生和男)

▽3回戦(愛院大2勝1分)
名商大 000000000―0
愛院大 00230000x―5

(2013年5月15日 中日スポーツ11面より)
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