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中日新聞掲載の大学記事

2013.03.19

来月から宇宙開拓プログラム 名大で記念講演会

 将来の宇宙産業を支える人材育成を目指す名古屋大(名古屋市千種区)の「フロンティア宇宙開拓リーダー養成プログラム」が4月から始まるのを前に、スタートを記念する講演会が名大で開かれた。

 プログラムは、大学院生を対象に理学研究科と工学研究科が新設し、各学年定員30人。名大が主導する超小型衛星の開発や運用に参加する。海外の大学への長期派遣や3〜6カ月の企業へのインターンシップ(就業体験)も計画され、研究者育成だけでなく、就職も視野に入れている。

 講演会には、プログラムの責任者を務める理学研究科の国枝秀世教授や、リーダー役の太陽地球環境研究所の田島宏康教授らが出席。討論では「国内だけでなく、国際的に活躍する人材が必要とされている」との意見が出された。

 討論後は、小惑星探査機「はやぶさ」の計画責任者として知られる宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授が「はやぶさ、太陽系大航海時代」と題して話した。

 プログラムは、国際競争力を強化する目的で文部科学省が公募した「博士課程教育リーディングプログラム(リーディング大学院)」に採択され、国から財政的な支援を受ける。

 名大は現在、この他にも3つのプログラムがリーディング大学院に選ばれている。 (中村禎一郎)

(2013年3月19日 中日新聞朝刊県内版より)
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