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中日新聞掲載の大学記事

2012.10.03

市外の人呼ぶ観光事業を みよし商工会が市や東海学園大と連携

■商工業者応援プラン策定

 みよし商工会が市や東海学園大と協力して「みよし市商工業者応援プラン」の策定に取り組んでいる。柱は市外からも人を呼び込む観光事業。まちに新たな特色を創出し、地域を活性化しようという試みだ。(古根村進然)

 商工会によると、2008年のリーマン・ショック以降、まちを支える自動車関連の製造業を取り巻く環境は厳しい。市内にあった愛知大名古屋校舎も移転し、活気が失われつつある。

 商工会は11年度にプラン策定委員会を設置した。商工会員、市職員、大学教授、県議らが委員となり、3カ年計画でまとめる。これまでに刈谷ハイウェイオアシス、東浦町の「あいち健康の森健康科学総合センター」、大学生と連携する名古屋市の桜山商店街などを視察した。

■まちに新たな特色模索

 着目したのが観光事業。三好いいじゃんまつり、三好八幡社の秋の大祭といった行事があるものの、市外からの観光客は多くない。継続的に人が訪れるような特色を生み出す必要があると判断した。

 2日は策定委の会合があり、観光農園や道の駅の整備、B級グルメの開発といった事業案を議論。境川沿いに遊歩道やサイクリングロードを設けるなど既存の資源を生かす意見も出た。市民向けのアンケートも予定している。

 商工会長で策定委委員長の鳥居鐐一さん(73)は「後世まで続くような事業を考え、実現したい。将来的には商工会が市観光協会から委託を受け、観光事業を展開するという仕組みも築きたい」と意気込んでいる。

(2012年10月3日 中日新聞朝刊豊田版より)
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