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中日新聞掲載の大学記事

2008.08.22

未来の学芸員が実習 鳥羽の博物館で大学生3人

 鳥羽市浦村町の海の博物館で、学芸員を目指す三重大と中京女子大の4年生3人が、学芸員実習に取り組んでいる。

 3人は、中京女子大の田中希枝さん(22)=鳥羽市、三重大の瀬田芳さん(21)=鈴鹿市、戸伏知子さん(38)=神奈川県鎌倉市。20日から26日までの予定で実習に入り、同館に保管されている漁具の整理などに取り組んでいる。

 同館の石原義剛館長と地元の海女2人が今春、韓国・済州島を訪問し、鳥羽の海女道具を寄贈。同島の海女博物館で展示されることになっており、海の博物館でも「済州島の海女の道具」をテーマに展示を企画。実習生らは、かつて石原館長らが集めた済州島の海女道具などを、青いビニールシートに並べ、1つ1つふき取りしながら、展示の在り方などを考えていた。

 田中さんは「興味深い物が多く、夢中になります」と話していた。同館では15年ほど前から実習生を受け入れ、石原館長は「実際に資料に触れることが大事」と話し、指導に力を入れていた。(遠藤健司)

2008年8月22日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)
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