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中日新聞掲載の大学記事

2008.08.09

からくり人形 知恵は国際色

愛工大生と海外学生 豊田でワークショップ

 海外の学生と日本の学生が、からくり人形作りを通じて交流を深める「国際からくりワークショップ」が、豊田市八草町の愛知工業大で開かれている。(杉山直之)
 同大の姉妹校・ジョージタウンカレッジ(米国)と韓国海洋大(韓国)、東南大(中国)の学生ら25人が参加。1日から9日間の日程で、からくり人形師・玉屋庄兵衛さん(54)や弟子の横井誠さん(54)らの指導を受けている。

 5日からは首や腕など、6カ所が動く約40センチの「本式采(さい)振り人形」を制作。参加者はかんなや彫刻刀など、日本の木工制作に欠かせない道具を使って、顔を形作ったり、部品を整えたりしていた。

 ジョージタウンカレッジ3年のステファニー・マーティンさん(21)は「他国の人としゃべりながら、人形を作れるのはすばらしい」と話した。愛工大4年の菅原彦実さん(22)も「難しい工程もあり大変だが、やりがいがある。コミュニケーションが少しでも通じるとうれしい」と話した。

 最終日の9日には玉屋さんが作品の審査などをして、ワークショップは終了する。

(2008年8月9日 中日新聞朝刊豊田版より)
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