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2012.07.01
名城大柔道部女子、初の準V 全日本学生優勝大会3人戦
名城大(天白区)の柔道部女子が、6月下旬に開かれた全日本学生柔道優勝大会の3人戦で、初の準優勝を果たした。他の強豪大学の選手と比べると、必ずしも体格に恵まれているとはいえないが、昨秋から練習量を従来の2倍近くに増やして技と持久力を養った結果の快進撃。「来年は日本一になりたい」と次の目標を掲げて稽古に励む。 (相坂穣)
優勝大会は、学生柔道を代表する大会の1つで、全国の強豪校が体重無差別の団体戦で競う。4年の主将古木里香さん(21)、東美里さん(21)、3年の井上紗歩さん、上田聖奈さん(20)、小城茜さん(20)、1年の広川和音さん(18)の6選手が出場した。
ヤマ場は芦屋大、道都大に勝って迎えた準決勝。3位入賞はこれまで7回経験してきたが、いずれも準決勝で敗退してきた。相手は昨年、対戦して敗れていた東京学芸大だった。
昨年の大会後、学芸大のビデオを繰り返し見て研究、寝技を得意とすることを突き止めていた。寝技に持ち込まれる前に立ち技で勝負することを意識した。
■体格恵まれず練習量で克服 来年は日本一目指す
古木選手が小外刈りで一本勝ち、上田、小城両選手が相手の寝技を封じて引き分け、団体勝利を収めた。初の決勝戦では、体重90〜100キロの大型選手を擁する鹿屋体育大に2敗して優勝は譲った。
古木選手は「私たちは体は大きくないし、飛び抜けたエースもいない。練習量でカバーするしかないと思って頑張った成果がある程度出た」と振り返る。
メンバー6人に身長170センチ、体重80キロを超える選手はいない。高校時代にインターハイで上位入賞を果たした経験者もいない。昨年9月の新チーム結成後、それまで男子と合同で毎日2時間半だった練習に加え、女子は別に2時間の自主練習を続けた。
来年の大会に向け、小城選手は「歴代の先輩の経験があって、準優勝に手が届いた。優勝は、大柄の相手に勝たないとできないと思う。さらに技を磨いて、素早い動きを身に付けたい」と話した。
(2012年7月1日 中日新聞朝刊市民版より)
優勝大会は、学生柔道を代表する大会の1つで、全国の強豪校が体重無差別の団体戦で競う。4年の主将古木里香さん(21)、東美里さん(21)、3年の井上紗歩さん、上田聖奈さん(20)、小城茜さん(20)、1年の広川和音さん(18)の6選手が出場した。
ヤマ場は芦屋大、道都大に勝って迎えた準決勝。3位入賞はこれまで7回経験してきたが、いずれも準決勝で敗退してきた。相手は昨年、対戦して敗れていた東京学芸大だった。
昨年の大会後、学芸大のビデオを繰り返し見て研究、寝技を得意とすることを突き止めていた。寝技に持ち込まれる前に立ち技で勝負することを意識した。
■体格恵まれず練習量で克服 来年は日本一目指す
古木選手が小外刈りで一本勝ち、上田、小城両選手が相手の寝技を封じて引き分け、団体勝利を収めた。初の決勝戦では、体重90〜100キロの大型選手を擁する鹿屋体育大に2敗して優勝は譲った。
古木選手は「私たちは体は大きくないし、飛び抜けたエースもいない。練習量でカバーするしかないと思って頑張った成果がある程度出た」と振り返る。
メンバー6人に身長170センチ、体重80キロを超える選手はいない。高校時代にインターハイで上位入賞を果たした経験者もいない。昨年9月の新チーム結成後、それまで男子と合同で毎日2時間半だった練習に加え、女子は別に2時間の自主練習を続けた。
来年の大会に向け、小城選手は「歴代の先輩の経験があって、準優勝に手が届いた。優勝は、大柄の相手に勝たないとできないと思う。さらに技を磨いて、素早い動きを身に付けたい」と話した。
(2012年7月1日 中日新聞朝刊市民版より)