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中日新聞掲載の大学記事

2008.08.04

名古屋メシでメダル後押し 中京女子大が調理隊派遣へ

 北京五輪のレスリング女子代表の吉田沙保里選手や、姉妹の伊調千春、馨両選手の母校、中京女子大(愛知県大府市)が、吉田選手らが所属する綜合警備保障と協力して調理隊を北京に派遣する。「名古屋の味」で金メダル獲得を後押しする。

 谷岡郁子学長が「五輪のストレスはほかの国際試合の比ではない。食べ慣れているものを食卓に並べてやりたい」と提案した。

 調理隊は、中京女子大レスリング部の寮で伊調選手らの食事を作ってきた前田寿美枝さん(49)ら3人。11日に現地入りする予定で、同社が借りた選手村近くのマンションに寝泊まりして日本食を作る。事前に聞いた希望をメニューに取り入れ、減量や栄養管理にも配慮する。

 選手はマンションへ食事に通う。中京女子大出身者だけでなく、同社に所属する柔道女子、レスリング男子の選手も利用する。前田さんは「中京女子大の選手には、名古屋の味をそのまま出したい。安心して試合に臨めるようにしてあげたい」と話す。

 アテネ五輪や世界選手権では、試合前におじやを作って食べさせていたというレスリング女子の栄和人監督は「料理のことを考えず試合に集中できる。とても助かる」と喜んでいる。

(2008年8月4日 中日新聞朝刊26面より)
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