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2012.04.13
モンゴルもっと知ろう 名大博物館で特別展
■資源、環境、文化・・・テーマ多彩 特別講演会も予定
モンゴルの自然や文化を紹介する特別展「大モンゴル展」が、千種区の名古屋大博物館で開かれている。5月中旬には大学のシンボルとなっている豊田講堂前の芝生広場に、モンゴルの遊牧民のテント型住居「ゲル」が登場する予定だ。特別展は8月31日まで。入場無料。(中村禎一郎)
名大はモンゴルに地質調査を手がける「フィールドリサーチセンター」と、法学を研究する「日本法研究教育センター」の2施設を設けている。モンゴルの学生を両施設で指導し、両国の関係強化に尽力している。
6月21日までの第1部と、6月26日〜8月31日の第2部に分けて開催している。第1部は「モンゴルの自然、鉱物資源、近代化、環境問題」がテーマ。第2部では、「モンゴルの伝統文化」を取り上げる。
第1部の会場には、ゲルのほか、モリブデン、鉄、マンガンなどが含まれる現地の鉱石、恐竜の卵の化石など200点以上を展示。また、資源採掘の結果、モンゴル国内で深刻化しているヒ素汚染や、自動車が増えたことによる大気汚染、貧富の拡大など社会的な問題点が写真パネルで説明されている。
モンゴルで地質調査を続けている束田和弘准教授(地質学)は「特別展を通じて、われわれがアジアの友、モンゴルのために何ができるか考えてもらえたらうれしい」と話す。
特別展の期間中には、元モンゴル大使や研究者を講師に5回の特別講演会も予定されている。開館時間は午前10時〜午後4時。日曜、月曜と8月11日から4日間は休館。(問)名大博物館=電052(789)5767
(2012年4月13日 中日新聞朝刊県内版より)
モンゴルの自然や文化を紹介する特別展「大モンゴル展」が、千種区の名古屋大博物館で開かれている。5月中旬には大学のシンボルとなっている豊田講堂前の芝生広場に、モンゴルの遊牧民のテント型住居「ゲル」が登場する予定だ。特別展は8月31日まで。入場無料。(中村禎一郎)
名大はモンゴルに地質調査を手がける「フィールドリサーチセンター」と、法学を研究する「日本法研究教育センター」の2施設を設けている。モンゴルの学生を両施設で指導し、両国の関係強化に尽力している。
6月21日までの第1部と、6月26日〜8月31日の第2部に分けて開催している。第1部は「モンゴルの自然、鉱物資源、近代化、環境問題」がテーマ。第2部では、「モンゴルの伝統文化」を取り上げる。
第1部の会場には、ゲルのほか、モリブデン、鉄、マンガンなどが含まれる現地の鉱石、恐竜の卵の化石など200点以上を展示。また、資源採掘の結果、モンゴル国内で深刻化しているヒ素汚染や、自動車が増えたことによる大気汚染、貧富の拡大など社会的な問題点が写真パネルで説明されている。
モンゴルで地質調査を続けている束田和弘准教授(地質学)は「特別展を通じて、われわれがアジアの友、モンゴルのために何ができるか考えてもらえたらうれしい」と話す。
特別展の期間中には、元モンゴル大使や研究者を講師に5回の特別講演会も予定されている。開館時間は午前10時〜午後4時。日曜、月曜と8月11日から4日間は休館。(問)名大博物館=電052(789)5767
(2012年4月13日 中日新聞朝刊県内版より)