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中日新聞掲載の大学記事

2012.04.13

夜のみそ蔵で見学会 西尾の醸造会社 就業体験学生が初企画

■あすライトアップ、料理も

 西尾市吾妻町のみそ・しょうゆ醸造会社「はと屋」でインターンシップ(就業体験)中の愛知大3年酒井達弥さん(20)=岡崎市欠町=が、14日に夜のみそ蔵見学会を初企画した。蔵見学は通常昼間のみだが、昔ながらの蔵をライトアップする演出を考えた。「いつもと違う雰囲気で蔵見学とみそ料理を楽しんでほしい」と話す。(藤原哲也)

 経営学部生で営業の仕事に興味のあった酒井さん。インターンシップを支援するNPO法人の紹介で今年1月から、はと屋で働き始めた。これまで地元での営業や企業向けイベントへの出張などを通じて商品知識や営業スキルを磨いてきた。

 昼間の蔵見学者へのガイド役も1月から担当。普段と違う見せ方を考える中で、みそ料理と一緒に楽しむ夜の見学会を発案した。「みそ蔵は築100年以上。伝統があり、西尾の古い街並みにぴったりで新しい観光資源になると思った」と話す。

 既に試験点灯も実施。100年以上使い込まれた高さ180センチの仕込みおけ20個が、黄色い光とともに浮かび上がる予定だ。普段の蔵見学では行っていない、おけの中を上からのぞき込む特別ガイドも準備している。

 見学後に9代目当主で社長の鳥山欽示さん(53)が、蔵の横にある直営店「傳(でん)の蔵」でみそおでん、みそトンテキなどの創作料理を振る舞い、歴史談議も披露する。

 時間は午後6時半〜9時。定員12人。料金は1人3150円(ドリンクは別)。(問)はと屋=電0563(56)7373

(2012年4月13日 中日新聞朝刊西三河版より)
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