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中日新聞掲載の大学記事

2012.03.06

情報誌「瀬戸」 大学生が発信 助成金受け1000部配布 スマホと連動も

■名古屋学院大ゼミ生30人

 瀬戸市上品野町に瀬戸キャンパスがある名古屋学院大(名古屋市熱田区)の学生グループ「A−tag」が瀬戸市の情報誌「瀬戸」を作った。学生の目線で「焼き物のまち」の観光スポットを紹介している。(阿部雅之)

 「A−tag」は商学部の伊藤昭浩准教授のゼミ生ら30人がメンバー。情報誌はA5判、14ページのオールカラー。市と近隣5大学で構成する文化活動支援組織「大学コンソーシアムせと」の「学生によるまちづくり活動応援助成金」を得て取り組んだ。

 メンバーはスマートフォンのアプリで、撮影した画像にデジタル情報を重ねられる「セカイカメラ」を利用。名鉄尾張瀬戸駅周辺の風景や施設を中心に1000枚以上の写真を撮影し、感想や説明などの写真情報「エアタグ」を加えた。

 スマホ利用者は現地で「セカイカメラ」を起動してカメラをかざせば、各地の情報を見ることができるが、スマホのない人向けに一部を抜粋して冊子化した。

 内容は、「瀬戸蔵」「ノベルティ・こども創造館」など公共施設から「岩屋堂」など景勝地、飲食店や伝統工芸の紹介まで。市の歴史や年間行事、防災情報も掲載している。

 「A−tag」代表の商学部3年、口石堂広(たかひろ)さんは「冊子化にあたって、観光をPRすることに的を絞った。地域活性化に役立てれば」と話す。1000部を作り、大学やパルティせと、スーパーなどで配っている。

 13日午前9時半から、瀬戸市栄町のパルティせと4階マルチメディアルームで、コンソーシアムの助成金を受けた他の団体などの成果報告会の中で、口石代表が報告する。入場無料。

(2012年3月6日 中日新聞朝刊なごや東版より)
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