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2011.12.14
植物巨大化可能に 名大グループが遺伝子の働き発見 食料生産に応用期待
「GIG1(ギグワン)」と呼ばれる植物の遺伝子が、細胞を大きくする働きに関わっていることを、名古屋大大学院生命農学研究科の伊藤正樹准教授らのグループがナズナの一種を使った実験で突き止めた。米植物科学専門誌「ザ・プラント・セル」の電子版で13日、発表した。
ギグワンの働きを制御することにより植物を巨大化させることができる。伊藤准教授は世界の食料問題に関連して「研究の応用で果実などを大きくすれば、広く社会に貢献できる」と話す。
発表によると研究グループは、ギグワンを働かないように手を加えたナズナを育成。すると細胞は分裂せず、染色体だけが増えて細胞が大きくなる現象が起きた。
(2011年12月14日 中日新聞朝刊3面より)
ギグワンの働きを制御することにより植物を巨大化させることができる。伊藤准教授は世界の食料問題に関連して「研究の応用で果実などを大きくすれば、広く社会に貢献できる」と話す。
発表によると研究グループは、ギグワンを働かないように手を加えたナズナを育成。すると細胞は分裂せず、染色体だけが増えて細胞が大きくなる現象が起きた。
(2011年12月14日 中日新聞朝刊3面より)