進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2011.07.08

白色LED実用化を 名城大 三笠電子工業と研究

 名城大は、次世代白色発光ダイオード(LED)製品の実用化を目指す共同研究を東海市の自動車関連メーカー「三笠電子工業」と始める。研究開始の会合を7日、名古屋市天白区の名城大科学技術創世館で開いた。

 白色LEDは太陽光に近い光が特徴。名城大の赤崎勇教授らが開発した。寿命も市販品に比べ5倍長い。市販のLED電球は赤色や緑色の物が本来とは異なった色に見える問題がある。白色LEDはこの問題を解決しているが、実用化はまだだ。

 共同研究で、名城大は最初の6カ月間でLEDの基礎的な知識を三笠電子工業の研究者に伝える。その後、新たな白色LEDの使い方を含め、同社と実用化を目指す方針だ。

 会合には名城大理工学部の上山智教授や三笠電子工業の佐藤雅之社長らが出席。上山教授は「1年後をめどにどういう用途があるかなどを考えていきたい。他にも共同研究を進めていきたい」と話した。 (中村禎一郎)

(2011年7月8日 中日新聞朝刊県内版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ